◇プロ野球・巨人　秋季練習（30日、ジャイアンツ球場）

巨人の山口寿一オーナーがジャイアンツ球場を訪れ、約2分間にわたり、チームを激励しました。

秋季練習に参加している1軍から3軍までの首脳陣、そして選手の前で「今シーズン、4年ぶりの優勝という喜びと、クライマックス・シリーズで敗退したという悔しさと、両方を味わいました。その悔しさの方は、来年晴らせばいいですし、喜びの方は来年連覇をして、日本シリーズに出て日本一になれば、何倍にもなってくると思います」とした山口オーナー。「そのための大事な時間がこの秋季練習だと思っています」と続けました。

また、人に疑問をぶつけることが、いまの情報とデータがあふれる世の中で大事だと諭し、「皆さんの周りには優秀な指導者がたくさんいます。ぜひ、監督、コーチといいやり取りをして、いい練習を積んで、来年の連覇、日本シリーズ進出と日本一に向けて、毎日研さんを積んでほしいと思っています」と若手選手と首脳陣のコミュニケーションをうながす言葉を口にしました。

秋季練習でオーナーがチームを激励することは異例のこと。阿部慎之助監督も「異例だよ」と一言つぶやくと、「底上げをしない限り強くならないと、オーナーもそうおっしゃっていた。だから、こうやってゲキを入れに来られたんじゃない？ありがたいね」としました。