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鉄棒の大技「リューキン」初成功 体操・橋本大輝が“自身最高難度”の演技構成で全日本体操2連覇

2022年4月24日 19:53
鉄棒の大技「リューキン」初成功 体操・橋本大輝が“自身最高難度”の演技構成で全日本体操2連覇
大技「リューキン」初成功で、大会連覇を果たした体操・橋本大輝選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
◇全日本体操個人総合選手権・男子決勝(24日、東京体育館)

予選1位通過の東京五輪・金メダリストの橋本大輝選手が個人総合で強さを見せました。

最初のゆかでは、G難度「リ・ジョンソン(後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり)」を封印し、E難度の後方3回半ひねりを組み込んだ構成に変更。Dスコア(演技の難しさを表す)を予選から0.2落としましたが、14.366と、全体3位のスコアを出しました。

そして圧巻は最後の鉄棒。“自身最高難度”と語る演技に挑戦しました。冒頭、予選で回避した離れ技、F難度の「リューキン(鉄棒を背面でとび越しながら1回ひねり、再び鉄棒をつかむ離れ技)」に大会初成功。合計5つの離れ技を完璧に決め、最後の着地もピタリと止めました。

鉄棒は、出場選手で唯一の15点台である15.433をマークすると、橋本選手は2位以下に大きな差をつけて、全日本選手権大会連覇を果たしました。

試合後には「自分の中で良い体操ができた。(鉄棒の着地の瞬間は)絶対に止めてやれると思って、頭の中で内村さんを思い描きながら、最後着地を迎えました」と演技を振り返りました。

初成功したリューキンについては「今日は直前からすごくいける自信というのがあったので、その自信がすごく良かったなと思ってます」と朗らかに語りました。

◇橋本大輝選手の決勝スコア
ゆか  14.366(全体3位)
あん馬 14.166(全体8位)
つり輪 14.133(全体5位)
跳馬  14.966(全体2位)
平行棒 14.733(全体5位)
鉄棒  15.433(全体1位)

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