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「自分がさらに良くなるための新たな壁」巨人・大勢 村上宗隆との"見応えある勝負"を制し6セーブ目

2023年5月17日 6:16
「自分がさらに良くなるための新たな壁」巨人・大勢 村上宗隆との"見応えある勝負"を制し6セーブ目
巨人の大勢投手
プロ野球セ・リーグ 巨人9-8ヤクルト(16日、静岡)

前の2試合で守護神としての役割を果たせていなかった大勢投手。この日、9-8と1点リードした9回のマウンドにあがりました。

先頭の並木秀尊選手をピッチャーゴロに打ち取るも、続く山田哲人選手を2ストライクに追い込んでから4球続けてボールとフォアボールを与えてしまいます。

そして、打席に迎えたのは4番の村上宗隆選手。山田選手の代走には山崎晃大朗選手が送られています。カウント2-2としたところで、山崎選手が2塁への盗塁を試みますが、すかさず大城卓三選手がアウトにし、2アウトランナーなしに。

「ランナー出して、盗塁をさしてもらったんで、集中して、ムネと勝負できる状況ができたんで。思い切って、会場もわいてたんで、見応えのある勝負ができたらなと思って投げてました」

その言葉通り、最後はフォークで空振り三振に仕留めた大勢投手は、捕手の大城選手とともに思わず、ガッツポーズ。今季6セーブ目をあげました。

「この2試合思うような結果じゃないですし、チームに迷惑かけてたんで、もう本当に自分がまたさらに良くなるための新たな壁だと思って、そこで出た課題を修正してやっていました」と試合後に語った大勢投手。左右の打者関係なく、自分の投球フォームが崩れていると不調の原因を分析。「相手よりも自分」と自分と改めて向き合ったといいます。

「自分の意識だったり、取り組み方でこれを乗り越えて、さらにいいピッチャーになりたいなと思いました」