日本バスケットボール協会（ＪＢＡ）は５日、同日夜に開催予定だった天皇杯全日本選手権準々決勝、川崎ブレイブサンダース－アルバルク東京の試合を中止することを発表しました。

Ａ東京のセバスチャン・サイズ選手に新型コロナウイルス感染が確認されたため、感染拡大防止の観点により中止が必要と判断したとしています。

以下、サイズ選手の行動歴及び経過報告

■１月１日
アウェーゲームのため水戸に移動後チーム練習
（症状なし／体温３６．５度）

■１月２日
Ｂ．ＬＥＡＧＵＥレギュラーシーズンの茨城ロボッツ戦に出場
（症状なし／体温３６．５度）

■１月３日
Ｂ．ＬＥＡＧＵＥレギュラーシーズンの茨城ロボッツ戦に出場
（症状なし／体温３６．５度）
選手及びチームスタッフ全員を対象にＢ．ＬＥＡＧＵＥ統一検査を実施

■１月４日
チームミーティングを実施、その後川崎へ移動
（症状なし／体温３６．５度）
夕方にＢ．ＬＥＡＧＵＥ統一検査による陽性判定を確認。その後医療機関にて再度ＰＣＲ検査を受検し、陽性判定。

サイズ選手は保健所の指示に基づき自宅療養中で、他の選手及びチームスタッフに新型コロナウイルス感染症や風邪の症状等を訴えている人はいないということです。

チームは保健所による濃厚接触者の調査を受けるとともに、選手及びチームスタッフ全員にＰＣＲ検査を実施する予定としています。

ＪＢＡは現状で判断結果は判明していないものの、症状発生前後の当該選手の行動歴に鑑み、医師の見解においても所属する全選手とチームスタッフについて、濃厚接触者と判断される可能性が極めて高いとの方向性を確認したため、ガイドラインに基づき、本大会「コロナ対策本部」にて協議の結果、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より当該試合の中止を決定したということです。

また、当該試合の代替試合実施の有無等、その取り扱いについては、現在、天皇杯・皇后杯実施委員会、および当事者である川崎・Ａ東京両クラブと協議を行いながら調整中で、決定内容については後日あらためて発表するとしています。

天皇杯では５日に予定されていた準々決勝、琉球ゴールデンキングス－信州ブレイブウォリアーズの試合も琉球の選手に新型コロナウイルスの感染が確認されたため、４日に中止を発表していました。

写真：アフロスポーツ