リーグワン展望 田中レメキコンビに期待
2003年から18シーズンにわたり日本ラグビーをけん引してきた「ジャパンラグビートップリーグ」に代わり、1月8日に国内新リーグ「ジャパンラグビーリーグワン」が開幕します。開幕節では、グリーンロケッツ東葛(以下、東葛)と横浜キヤノンイーグルス(以下、横浜)の一戦が1月8日(土)に柏の葉公園総合競技場で行われます。
東葛は、今シーズンから加入した田中史朗選手がスクラムハーフで、日本代表ではウイングで活躍しているレメキロマノラヴァ選手がスタンドオフで先発予定。元日本代表の大西将太郎さんは、田中選手、レメキ選手のハーフ団に関して「とてもワクワクする9番10番コンビ。レメキ選手はキックが非常にうまい。走れるレメキ選手がスタンドオフに入ることで、相手ディフェンスも彼に注意しなければいけないので、守る方としては難しい」と、2人に期待。
また、大西さんがプレシーズンの準備段階で最も仕上がっているチームの一つと話すのが横浜。その要因として大西さんは「沢木敬介監督の考えが全体に浸透して、戦術・戦略の理解が深まっている」と分析しています。中でも期待を寄せているのが、東京五輪7人制ラグビー日本代表のキャプテンを務めたウイングの松井千士選手です。松井選手について大西さんは「トライを量産してほしいし、トライ王を十分狙える存在。去年引退した福岡堅樹さんと並ぶスピードを備えつつ、福岡さんを超える183センチのサイズが魅力で、ハイボールキャッチも得意。リーグワンで活躍して日本代表入りのきっかけをつかんでほしい」と大きな期待を寄せています。
グリーンロケッツ東葛と横浜キヤノンイーグルスの一戦は、1月8日(土)に千葉・柏の葉公園総合競技場で午後3時30分キックオフです。
写真:アフロ