◇ＫＯＳＵＫＥ　ＫＩＴＡＪＩＭＡ　ＣＵＰ　２０２２（１月２１日～２３日、東京辰巳国際水泳場）

東京五輪日本代表の渡部香生子選手が２１日、１００ｍ平泳ぎの決勝に登場。予選は全体２位で通過、決勝ではラスト２０メートルを切ったあたりで追い上げを見せ、１位でフィニッシュ。タイムは１分７秒４９でした。

「１分６秒台目標にしていたので、タイム的には残念だが勝負に勝てたのはよかった」と話した渡部選手。

東京五輪後に平泳ぎ２００ｍの元世界記録保持者でもある山口観弘コーチに師事することを決めました。

「世界のトップを狙う上ではこのままではこれ以上タイムが伸びないのではと限界を感じていたので、新しいことに挑戦したいなと思っていました」

山口コーチとのトレーニングは「今までやったことない練習」が多く用意されてると笑った渡部選手。これまでのパターン化された練習と違って違う刺激が得られると話しました。

「これまでと違って、２００ｍを泳ぐペースで何回も泳ぐという練習。難しい。同じペースで１０本泳ぐとか、すごく苦手」

それでも、その練習の成果は徐々に試合や練習でも実感できるものになってきているといいます。

「これまでは１週間終わるとクタクタになっていて、休みでもリフレッシュできない感じでしたが、最近は疲れはしますが、クタクタになるというよりも、疲労度を見ながら質の高い練習をできているかなと思います」

渡部選手は２日目（２２日）に１００ｍ自由形、最終日（２３日）に２００ｍ平泳ぎに出場します。


写真：日刊スポーツ／アフロ