◇サッカー　天皇杯第１０１回全日本サッカー選手権大会準決勝　浦和２－０Ｃ大阪（１２日、埼玉スタジアム２○○２）

今シーズン限りで現役引退を発表している大久保嘉人選手はスタメンで出場。前半から積極的にゴールを狙うも得点を奪うことができずに後半１９分に交代、チームも０対２で敗れ、準決勝敗退。大久保選手の引退に花を添えることはできませんでした。

試合後の会見で大久保選手は、試合終了の笛が鳴った瞬間について聞かれると「終わったなって感じ。すっきりしたというかこれでもうやらなくて済むなって思いが強かった」と冷静に振り返りました。

また「辞めると決めた時から全く悔いはなかった。チームとして天皇杯に来ていたので、上（決勝）に行けたらいいなという思いでした」と普段通りに試合に臨んでいたと語りました。

これから『サッカー選手』ではなくなる大久保選手が口にしたのは「きついことしなくていいや、走らなくていいやと思います。これからはサッカーと違うことをまた勉強してチャレンジして、これからの方が長いと思います。自分はワクワクしますし、頑張っていきたい」と、通算１９１点のＪ１最多得点記録を持つ生粋のストライカーは現役生活とはひと味違った日常を楽しみにしているようでした。

写真：アフロスポーツ