サッカー・明治安田生命Ｊ１リーグの最終節が４日、各地で行われ、１５位・清水はホームで１１位・Ｃ大阪に西澤健太選手のスーパーゴールで２－１と勝利。シーズン最終戦でＪ１残留を決めました。

この試合、引き分け以上で自力での残留を決められる清水。来シーズンもＪ１の舞台で戦うべく、試合開始早々から積極的にシュートを放つも、前半３５分にオウンゴールで先制点を奪われます。

その逆境の中、チームを救ったのは、下部組織出身２５歳の西澤健太選手。前半アディショナルタイム、西澤選手のＦＫに鈴木義宜選手が右足で合わせてゴール。同点に追いつき、試合を折り返しました。

さらに後半開始早々、１点目をアシストした西澤選手が右サイドで相手選手のクリアボールを拾うと、中央にカットインして左足を一閃。相手ＧＫが一歩も動けない最高のコース、ゴール左上に吸い込まれました。

このゴールが決勝点となり。清水が２－１の逆転勝利で、シーズン最終戦でのＪ１残留を決めました。

試合後、１ゴール１アシストで清水を勝利に導いた西澤選手は、「これだけ多くのサポーターの方が最終節に来てくれて、勝ちを信じて応援してくださった。それに応えられたのは、選手としてすごくうれしく思います」とコメント。決勝弾については、「本当にいいところに飛んでくれて、皆さんの思いがシュートに乗ったんじゃないかなと思います」と語りました。

また、残留を争った１６位・湘南は１３位・Ｇ大阪と０－０の引き分けで残留。１７位・徳島は１２位・広島に２－４と敗れ、Ｊ２降格が決定しました。徳島はすでに降格が決まっていた大分、仙台、横浜ＦＣとともに、来シーズンはＪ１昇格を目指す戦いに臨みます。

【Ｊ１順位表】
　　　　　　　　　勝点　　得失点差
１４位　清水　　　４２　　　－１７
１５位　柏　　　　４１　　　－１９
１６位　湘南　　　３７　　　－　５
―――――Ｊ２降格ライン―――――
１７位　徳島　　　３６　　　－２１

【Ｊ１残留争いチーム　試合結果】
清　水　２－１　Ｃ大阪
Ｇ大阪　０－０　湘　南
徳　島　２－４　広　島

写真：アフロスポーツ