サッカー・Ｊ１の最終節が４日、各地で行われ、残留の可能性を残す徳島が広島に２－４と敗戦。１７位が確定し、Ｊ２降格が決まりました。ともに残留を争っていた１５位・清水は逆転勝利、１６位・湘南は引き分けと勝ち点を積み重ね、Ｊ１残留を決めました。

１７位・徳島は逆転でのＪ１生き残りを目指し、ホームで１１位・広島と対戦しました。前半９分、徳島は広島・藤井智也選手に先制点を奪われると、前半だけで３失点。後半９分に岸本武流選手が１点を返しましたが、後半２０分に広島・浅野雄也選手にゴールを許し、４失点目。後半３５分に途中出場の一美和成選手が２点目を奪いますが万事休す、２－４と敗れました。

今シーズン、徳島は７年ぶり２度目のＪ１挑戦。最終節まで残留を目指して戦ってきましたが、わずか１年でＪ２の舞台に戻ることとなりました。

試合後、徳島のキャプテンを務めるＭＦ岩尾憲選手は、「非常に残念ですし、これだけ可能性を信じてここに集まってくださった皆様、そしてスポンサーの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメント。

チームのＳＮＳには、「最後の最後まで戦い抜いたことを誇りに思います」「再来年またＪ１で戦いましょ！」と、サポーターからねぎらいの言葉、Ｊ１再挑戦への決意のコメントなどが寄せられています。

一方、徳島の結果次第で降格の可能性があった１６位・湘南は、アウェーで１３位・Ｇ大阪と０－０。引き分け以上で自力での残留を決められる１５位・清水は、１１位・Ｃ大阪に２－１の逆転勝利をあげて、Ｊ１残留を決めています。

【Ｊ１順位表】
　　　　　　　　　勝点　　得失点差
１４位　清水　　　４２　　　－１７
１５位　柏　　　　４１　　　－１９
１６位　湘南　　　３７　　　－　５
―――――Ｊ２降格ライン―――――
１７位　徳島　　　３６　　　－２１

【Ｊ１残留争いチーム　試合結果】
清　水　２－１　Ｃ大阪
Ｇ大阪　０－０　湘　南
徳　島　２－４　広　島

写真：アフロスポーツ