最終戦J1残留争い 清水・湘南・徳島
今季4チームが降格する明治安田生命J1リーグ。すでに横浜FC、ベガルタ仙台、大分トリニータの3チームの降格が決定。来季はJ2からジュビロ磐田と京都サンガの昇格が決定しています。
そしてJ2に降格するのはあと1チーム。15位清水エスパルス、16位湘南ベルマーレ、17位徳島ヴォルティスの3チームがJ1残留をかけて最終決戦に臨みます。J1最終節は、4日午後2時から全試合同時刻に開始されます。
【J1残留争い順位表】第37節終了時
勝点 得失点差
15位 清水 39 -18
16位 湘南 36 - 5
―――――J2降格ライン―――――
17位 徳島 36 -19
【J1残留争い第38節カード】
清 水(15位)vsC大阪(11位)
G大阪(13位)vs湘 南(16位)
徳 島(17位)vs広 島(12位)
※左がホーム開催
◆清水は引き分け以上で残留が決定、負けると他チームの結果次第
前節アウェーで浦和に勝利し、15位に浮上した清水はホームでセレッソ大阪と対戦します。3チームの中では唯一自力で残留を決めることができ、引き分け以上であれば、J1残留が決定します。
ただし負けると湘南と徳島の結果を待つことに。清水にとって最悪なシナリオは湘南と徳島が勝利した状況。その場合、得失点差で清水がJ2降格となります。
◆湘南は守護神GK谷が不在、徳島と勝ち点同じなら残留濃厚
前節ホームで徳島に敗れ、J1残留を決められなかった湘南。最終戦はアウェーでガンバ大阪と対戦します。湘南は3チームの中で得失点差で大きなアドバンテージがあり、勝ち点が同じなら残留できる可能性が高いです。
最大の不安要素はGK谷晃生選手(21)の不在です。今季はリーグ戦34試合でゴールを守り、湘南の守備を支えていました。最終戦は保有元のG大阪からの期限付き移籍のため、契約上、出場することができません。今季東京五輪代表でも活躍し、A代表にも選ばれるまで飛躍した守護神の穴を埋められるかが注目です。
◆徳島は負ければほぼ降格、勝利で清水&湘南の結果を待ちたい
3チームの中でJ1残留が最も険しいのが徳島。勝利すれば、清水敗戦or湘南引き分け以下でJ1残留が決定します。また徳島は引き分けでも、湘南が敗れた場合は残留が決まります。
徳島はリーグ戦2試合連続の完封勝利中、3連勝でフィニッシュし、清水と湘南の結果を待ちたいところ。
写真:アフロ、西村尚己/アフロスポーツ