湘南J1残留決められず 徳島が望みつなぐ
◇明治安田生命J1リーグ 第37節 湘南ベルマーレ0-1徳島ヴォルティス(27日、レモンガススタジアム平塚)
湘南は勝利すればJ1残留が決まる試合。
0-0で迎えた前半34分、湘南は田中聡選手が前線に送ったスルーパスをウェリントン選手が受けシュートを放ちますが、ここは惜しくも徳島のGK上福元直人選手に防がれます。その後もシュートを放ちますが、得点とはならず前半を0-0で終えます。
後半も湘南が攻め込みます。後半2分、タリク選手がボールを奪い、中央へグラウンダーのクロスを供給するも味方に合わず得点とはなりません。
後半21分、徳島にコーナーキックを与えると、岩尾憲選手がファーサイドの浅い位置へ送り、走り込んだ宮代大聖選手がダイレクトボレー。湘南のGK谷晃生選手がはじくも、そのこぼれ球を岸本武流選手に押し込まれ、先制点を許します。
その後、湘南はウェリントン選手を中心に攻撃を仕掛けますが、得点を奪えず試合は1-0で徳島が勝利。湘南は本拠地でJ1残留を決めることができませんでした。
試合後、山口智監督は「今週、衝撃的な出来事が起こり、難しい試合になった。でも選手は前向きに毎日練習してくれた。悔しい敗戦」とコメント。主将の岡本拓也選手は「もう1回原点に戻ってプレーしないといけないと思った」と話しました。
一方、決勝点を挙げ勝利した徳島の岸本選手は「ラスト1試合なので出し切ることが大事」と最終節に向け意気込みを語りました。今節、清水が勝利し15位に浮上。3チームのし烈な残留争いは最終節で決着します。
■J1残留争い 順位表(第37節終了時点)
勝ち点 得失点差
15位 清水 39 -18
16位 湘南 36 - 5
-----残留ライン-----
17位 徳島 36 -19
写真:西村尚己/アフロスポーツ