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浦和・宇賀神が退団「浦和を愛しています」

2021年11月18日 12:13
浦和・宇賀神が退団「浦和を愛しています」

J1・浦和は18日、MF宇賀神友弥選手(33)が契約満了に伴い、今季限りで退団することを発表しました。

ユース年代から浦和で過ごした宇賀神選手は、流通経済大を経て、2010年にトップチームとプロ契約。以降、左サイドを主戦場に活躍し、12年間“浦和一筋”でプレーしてきました。

浦和では14日にMF阿部勇樹選手(40)が引退を表明すると、16日にはDF槙野智章選手(34)が契約満了で退団することを発表。また1人、長年クラブを支えてきたベテラン選手がチームを離れることになりました。

クラブの発表を受けて、SNSでは「ほんとに寂しい」「ウガのコメント。泣ける…これからもともに、We are REDS!!」などの惜別の声や、「世代交代は必要。でもレッズを背負う人がいなくなる」「頼れるベテラン一気に放出して大丈夫か」など心配の声が聞かれました。

■以下、クラブを通じて発表された宇賀神選手のコメント
※原文ママ

親愛なるみなさまへ。2021シーズンをもちまして契約満了となり、浦和レッズを離れることになりました。

12歳の時、初めて浦和レッズのユニフォームに袖を通した日の興奮を今でも覚えています。

高校を卒業しプロになれなかった自分がもう一度浦和に帰ってきた日、初めて埼玉スタジアムのピッチに立った日を今でも覚えています。

なぜあの時の感情がこんなにも心に残っているのか。それはすべて浦和レッズという素晴らしいクラブ、ファン・サポーターのみなさんのおかげだと思います。

どんな時も全力で支えてくれたサポーター。あの満員の埼玉スタジアムで響き渡る「We are REDS!」が何度自分たちを奮い立たせてくれたことか。

本当に感謝しています。

浦和レッズを離れなければいけないということはとても寂しいですが、みなさんとは心と心で一生繋がり続けていると信じています。

浦和レッズで引退するという夢は叶いませんでしたが、みなさんと共に掴んだルヴァンカップ、天皇杯、ACLの3つの栄光は私の人生の宝物です。

掴むことのできなかったリーグ優勝、そして3度目のアジア制覇はみんなに託しました。任せたぞ!!

ありがとう。そしてさようなら。
また会いましょう。
浦和レッズを、浦和の街を、愛しています。

写真:アフロ
2018年の天皇杯優勝時