北島康介さんが本多灯に「意気込み感じた」
◇KOSUKE KITAJIMA CUP 2022(東京辰巳国際水泳場・1日目)
「東京都から世界へ」のスローガンのもと、東京都水泳協会が主催する今大会。会長を務める北島康介さんは、1日目を終え、200mバタフライを大会新記録で優勝した本多灯選手について「きちんと練習をしてきて記録が伴っていたのは本多灯選手。非常にいい記録だったと思うし、意気込みを感じるレースだった」と振り返りました。
今大会には、東京五輪で2つの金メダルを獲得した大橋悠依選手や、31歳の入江陵介選手など、数多くのオリンピアンも出場。福岡で5月に行われる世界選手権の代表選手選考会(3月)の前哨戦とも言われています。
自身の専門種目ではない200mバタフライと100m平泳ぎに出場した大橋悠依選手について北島さんは、「自分の苦手種目に出場してチャレンジしているところを見て、“また強くなりたい”という意思が見えたレースだった」とコメント。
さらに「“新しい大橋悠依を見てほしい”という意識も生まれているだろうし、弱さを克服するために多種目に出場するというのは、彼女だからできることだと思う」と、大橋選手の今後の“進化”に期待を寄せました。
21日は、女子200m自由形で小学6年の清水さやか選手が2分05秒10で自身の持つ日本学童記録を塗りかえるなど、若い世代の選手の活躍も見られた今大会。
これについて北島さんは、「日本のトップ選手とジュニアスイマーが同じ大会で泳げるというのがこの大会の醍醐味(だいごみ)」と話し、北島杯開催の意義を改めて強調しました。
写真:TAKAO FUJITA