第８７回東京箱根間往復大学駅伝競走は２日、東京・大手町から神奈川・箱根町までの往路５区間（１０８．０キロ）が行われ、東洋大学が５区で３位から１位に立ち、往路新記録で３年連続の往路優勝を飾った。

　スローペースでスタートしたレースは、１区の１キロ過ぎで早稲田大学・大迫傑選手（１年）が飛び出すと、２位に５４秒差をつけてたすきをつないだ。各チームがエースを起用する２区では、ごぼう抜きの連続で順位が激しく入れ替わった。１７人を抜いた東海大学・村澤明伸選手（２年）は、区間賞の走りで最下位から一気に３位までチームを押し上げた。

　１位の早稲田大学は、３区、４区と堅実な走りでつなぎ、５区は猪俣英希選手（４年）。東洋大学は、１位と２分５４秒差の３位で、５区の柏原竜二選手（３年）につないだ。１６キロ過ぎ、柏原選手は１位の猪俣選手をとらえ、３年連続で「山の逆転劇」を見せ、東洋大学は往路新記録で３年連続の往路優勝を飾った。４区まで１位を守った早稲田大学は往路２位、３日の復路で２７秒差から巻き返しを狙う。


往路の順位は以下の通り。

　優勝　　東洋大学
　２位　　早稲田大学
　３位　　東海大学
　４位　　明治大学
　５位　　駒澤大学
　６位　　國學院大學
　７位　　城西大学
　８位　　中央大学
　９位　　拓殖大学
１０位　　日本体育大学
１１位　　東京農業大学
１２位　　帝京大学
１３位　　山梨学院大学
１４位　　専修大学
１５位　　神奈川大学
１６位　　青山学院大学
１７位　　日本大学
１８位　　中央学院大学
１９位　　関東学連選抜
２０位　　上武大学