◇プロ野球オープン戦 西武-阪神(11日、ベルーナドーム)

西武は継投によるノーヒットノーランまであと1人に迫る完封リレーで勝利を飾りました。

この日は、西口文也新監督が本拠地ベルーナドームで初めての試合。先発の菅井信也投手が5回無安打2奪三振無失点で好投をみせると、平良海馬投手、佐藤隼輔投手、ラミレス投手と1人のランナーも出さない完璧な投手リレーをみせます。

9回は5番手のウィンゲンター投手が9回2アウトまで阪神を無安打無得点に抑え、継投でのノーヒットノーランまであと一人。前川右京選手が放った打球は二遊間へのゴロとなり、ショートの滝澤夏央選手が軽快な守備でさばき、一塁へ送球しましたが、ファーストの足が離れセーフの判定。すかさず西口監督がリクエストを要求しましたが、判定はかわらずH(安打)のランプが点灯し、指揮官も苦笑いを浮かべます。それでチームは、後続を締めて1安打の完封勝利を飾りました。

現役時代には3度の“ノーノー未遂”を経験した西口監督。SNSには「良くも悪くも持ってるよなあ」「監督になっても1アウトが遠いのか」「監督になってからも西口ノーノー逃すのかよ・・・」「ここまでくるとほんとなんかすごい」などのファンの声があがりました。

▽西口監督が現時代に記録した3度の“ノーノー未遂”
■2002年8月26日 vsロッテ
9回2死から小坂誠の安打を浴びて6－0の完封勝利

■2005年5月13日 vs巨人
9回2死から清水隆行の本塁打を浴びて6－1の完投勝利

■2005年8月27日 vs楽天
10回無死から沖原佳典の安打を浴びて1-0で10回完封勝利