プロ野球・楽天は10日、公式YouTubeで辰己涼介“投手”のブルペン入りの裏側を公開しました。

キャンプ中の楽天は7日、公式Xで外野手・辰己選手が岸孝之投手の11番のユニホームを着用し、ブルペンに入り、見事152キロを計測した様子を投稿。

YouTubeではピッチングに挑む前の辰己選手を捉えます。「120球くらいいこうかなと思ってるんですけど、初日なので」と意気込む辰己選手。トレーナーから「あんまり無理するなよ」との警告を受けると「石井さんが『本当にケガしないでね』って言ってた」と石井一久GMからも念押しされたことを明かしました。

いよいよブルペン入りした辰己“投手”。ユニホームを借りた岸投手の投球をマネしたりと余裕な様子。大勢の取材陣やファン、そして石井GM、三木谷浩史オーナーが見守るなか公開トライアウトが行われました。

何球か投げると「（150キロ）でそうやな」と辰己“投手”は手応えをつかみます。難点は別のところにあるそうで「138キロこれくらいだったらコントロール出来るけど」と嘆くと、石井GMから「この時期はまだ調整がね、現役のピッチャーでもそうだから」とアドバイスを受けます。

そしていよいよその時が。ほえながら投げた辰己“投手”の球速が152キロを計測。ブルペンには拍手が送られました。しかし石井GMからは「ちょっとホップ率が足りなかった」と辛口評価を受けました。

投球を終え辰己選手は「よかった。いいアピールができました。マジでピッチャーするためにずっと練習してきたので」とコメント。さらに「試合になったらもっと出ると思うんですけど」と意欲を見せました。