35歳の三木拓也が“17歳下”小田凱人に感謝「刺激も受けて自分自身もテニスがよくなった」 ダブルスは銀メダル 小田はシングルスでリベンジ誓う【車いすテニス】
男子ダブルスで銀メダルに輝いた三木拓也選手と小田凱人選手ペア。三木選手は「僕らが一番伸びたって胸を張って言える」と誇らし気に語りました。
決勝はアルフィー・ヒューエット選手とゴードン・リード選手のイギリスペアと激突。2大会連続銀メダリストである強敵に0-2(2-6、1-6)のストレート負けでしたが、多くのゲームでデュースまでもつれる展開でした。
小田選手は「シングルス、ダブルスともに金メダル取るって目標でやってきて、スコアでみるとだいぶ差があるかなと思うけれど、ただデュースも多く、きっ抗していた。必ず次につながる試合になる」と悔しさをにじませます。
18歳の小田選手に対して、35歳と一回り以上年上の三木選手。「(小田選手が)僕のオファーを受けてくれて、1年間一緒に試合する中で小田選手の成長も間近で見つつ、それに刺激も受けて自分自身もテニスが本当によくなった」と話し、「僕らが一番伸びたって胸を張って言える。試合もデュースが多かった。パラリンピックの中でどうプレーするか経験値の差だけ」と戦いを振り返りました。
シングルス世界ランク2位の小田選手は、翌現地7日にシングルス決勝を予定。相手はダブルスで屈した世界ランク1位のヒューエットです。「今日のことは忘れて、逆に試合中にこれを思い出してシングルスでは負けないぞって思えると思うし、シングルスは僕の舞台なので出し切るだけ、全部出して次は表彰台の真ん中にいきたい」と決意を口にしました。