今季限りで現役を引退した、横浜FCの中村俊輔選手（44）の引退会見が10日、横浜市内で行われました。

会見冒頭には小野伸二選手や川口能活さん、遠藤保仁選手、長友佑都選手、岡崎慎司選手、セルティック時代の指揮官G.ストラカンさん、さらには三浦知良選手など、豪華なメンバーから届いたメッセージ動画が披露されました。

遠藤選手は「時には俺にもフリーキック蹴らせろよと思ったときも多々ありましたが、あなたの左足は世界一かな」とおどけた様子で中村選手をねぎらうと、さらには「僕が引退して職がないときはコーチとして雇ってもらえないかなと思っています」と、将来のポジションをリクエストしました。

そしてキングカズこと三浦選手は「自分の中では2019年に横浜FCでJ1昇格を果たしたことがすごくいい思い出になっています。プレーヤーとしてはこれで引退かもしれませんが、まだまだ俊さんの経験を生かして、サッカー界で大活躍していってもらいたい」と、中村選手のこれからにエールを送りました。

豪華なメンバーからのメッセージに中村選手は「皆さんからメッセージを受けてとても感動しました」と感謝を述べつつ、遠藤選手のコメントについては「少しふざけていたんですけどね、そこ気になりました」と笑顔を見せました。

また遠藤選手のコーチ採用の可能性を聞かれると「今のところないですね」とバッサリ。場内の笑いを誘いました。