プロ野球・巨人とソフトバンクの両球団は6日、ウォーカー選手と高橋礼投手、泉圭輔投手、1対2のトレードが成立したと発表しました。

この発表後に巨人ファンから、ウォーカー選手と亀井善行コーチの師弟関係が解消されたことを寂しがる声が上がっています。

ウォーカー選手は2022年に巨人に入団。バッティングではすぐに結果を残しましたが、それまで指導を受けてこなかったという送球では、ショートへの送球で3バウンドしてしまうなど、守備の面では課題もありました。

そこを救ったのが亀井善行コーチ。異例とも言えるマンツーマンで、イチから送球を指導。亀井コーチは「陰でも努力していますし、裏でコツコツ自分で送球練習しているのも知っているので、僕も力になりたい」と二人三脚で歩んでいたと話していました。

練習の成果が現れたのは2022年6月28日の中日戦。ランナー1、2塁の場面で、打球はウォーカー選手のいるレフト前へのヒットに。2塁ランナーが3塁を蹴り、ホームに向かいますが、ウォーカー選手がホームまでノーバウンドの送球をみせ見事な補殺。これに亀井コーチも大喜びしました。

当時SNSでも「ウォーカーと亀井コーチの師弟関係目頭が熱くなる」、「努力と熱意の賜物(たまもの)」など、二人の師弟関係を称賛する声であふれました。

今回、DH制のあるパ・リーグ、ソフトバンクへのトレードが成立したことで、打撃力がより生かされることになるウォーカー選手。

これには「DHある方がウォーカーにとって良いのは分かるけど悲しい」、「亀井コーチと二人三脚で着実に守備力向上してきたのに…」、「師弟関係見られなくなるの寂しい」など、2人の関係性を見られなくなることを寂しがる声が上がっています。