ボクシング・バンタム級の那須川天心選手が12日、公開練習と会見を行い、前WBO王者のジェーソン・モロニー選手との対戦に向けて意気込みを語りました。

キックボクシングで42戦全勝、2023年にボクシングに転向してからはここまで5戦全勝の那須川選手。次戦の相手は、5月に武居由樹選手とも戦い12ラウンド判定で敗れたものの、5度の世界戦を経験しているモロニー選手です。

24日に控える試合に向けて、那須川選手は「今回は前世界王者モロニー選手との試合が決まって、世間の反応もいいですし、こういう試合がしたかったのはずっとあります。自分の方はしっかり体調も抜群というか、本当にここまでこれにかけて全部やってきましたから。これから何かをプラスすることは特になく、しっかり毎日自分と会話して確認をしていく作業だなと思います」とコメントしました。

前回の試合から課題を修正してきたという那須川選手。「今までは来たものに対してというイメージでしたが、自分からプレッシャーをかけたりとかそういうところも一から学んできました。その学びを今回しっかりと試合に出そうかなと思っています。何が起きても大丈夫だよねって思えるトレーニングをやってきました」と明かしました。

また、モロニー選手は防御に定評がある選手ですが、「僕だからできるフェイントというか、これボクシングじゃあんまり見ないよねっていうような動きができるのが那須川天心だと思っているので、それを存分にモロニー選手と見ているお客さんに見せたい」と力強く語りました。