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“世界”を経験した駒大エース・田澤廉 恩師・大八木弘明監督へ「3冠することが1番の恩返し」

2022年8月15日 19:59
“世界”を経験した駒大エース・田澤廉 恩師・大八木弘明監督へ「3冠することが1番の恩返し」
恩師・大八木弘明監督へ恩返しを誓った 駒澤・田澤廉選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
大学駅伝「平成の常勝軍団」とも言われる駒澤大学陸上競技部は15日、駅伝シーズンに向けて東京都世田谷区の寮で特別取材会を実施しました。

チームのエースは4年生の田澤廉選手(21)。今シーズン、大学駅伝ラストイヤーを迎えます。

田澤選手は7月、世界陸上競技選手権大会に1万メートル代表として初出場。しかし、出場24人中20位という結果に。この結果を振り返り、「悔しいです。本来の力が発揮できなかった」と田澤選手は悔しい表情を浮かべました。

一方で、熱い指導でも知られる名将・大八木弘明監督(64)は「世界の選手と戦うことはなかなかできないので、いい経験をしたと思う。今シーズンはエースとしてチームを引っ張ってほしい」と田澤選手に更なる期待を寄せました。

実は大八木監督、田澤選手が入学した当時から「世界を目指すこと」を提言。「世界だ、世界だ」と言い続けてきたといいます。その言葉通り、7月に世界の大舞台に立った田澤選手。

田澤選手はこれまで熱心に指導してくれた大八木監督に対して「監督に対する(感謝の)思いは自分が1番あります。世界の場に立たせてくれた恩返しがしたいです」とコメント。

その恩返しに「大学3大駅伝(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)で優勝、3冠することが1番の恩返し。全ての駅伝において最後の大会なので勝ちたいです」と3冠への強い思いを口にしました。

まもなく駅伝シーズンが到来。駒澤大学陸上競技部の3冠への挑戦がスタートします。