×

ラグビーW杯 べスト8ならずも歴史的3勝

2015年10月12日 13:15
ラグビーW杯 べスト8ならずも歴史的3勝

 日本時間12日早朝に行われたラグビーワールドカップ2015の予選プールB最終戦で、日本(世界ランキング11位)はアメリカ(世界ランキング16位)を破り、有終の美を飾った。

 既に予選敗退が決まっている日本は、アメリカとの対戦で4年間の集大成を見せた。先制を許した日本は前半7分、松島選手がトライを奪うと、その後のコンバージョンキックで五郎丸選手が確実に決め、リードを広げた。その後、アメリカに逆転を許した日本は前半28分、強豪相手に見せてきた得意の形・モールで押し込むと、日本代表最年少で22歳の藤田選手がトライを奪い、再び逆転。その後も得点を重ねた。

 迎えた後半でも五郎丸選手のキックがさえ渡った。後半22分、日本はラインアウトからチャンスをつかむと、大会中、負傷するアクシデントもあったマフィ選手がトライ。その後、日本はアメリカの猛攻を低いタックルで防いだ。

 最後までリードを守りきり、28対18の逆転でアメリカを下した日本。ワールドカップで初となる歴史的3勝目をあげ、有終の美を飾った。

 また、この試合、最も活躍した選手に贈られるマン・オブ・ザ・マッチには、五郎丸選手が選ばれた。試合後のインタビューで、五郎丸選手と田中選手は次のように語った。

 五郎丸歩選手(29)「(Q:どうですか?今回またマン・オブ・ザ・マッチを2回目もらって)このマン・オブ・ザ・マッチは、本当にチームの…(涙ぐむ)」「(Q:感情を言葉で表してもらえますか)…我々の目標はベスト8でした」

 田中史朗選手(30)「(Q:改めて、この4年間というのはどんな4年間でした?)本当につらかったですよね、やっぱり…海外(リーグ)にも行きましたし、本当にしんどい時に家族がしっかり支えてくれて、ファンの方がいろいろ支えてくれて。本当にしんどい4年間でした。日本代表としてこういう結果が出せたことは本当に自分の誇りですし、これからもこの思いを胸に持ってラグビーに励んでいきたいです」