◇スノーボード・ハーフパイプ スノーリーグ（日本時間9日、コロラド州アスペン）

オリンピック3大会で金メダル、ショーン・ホワイト氏が新設した「スノーリーグ」の開幕戦がアメリカコロラド州・アスペンで行われました。

対戦方法はハーフパイプでは珍しいトーナメント方式。準決勝、北京五輪金メダルの平野歩夢選手と今季W杯種目別年間2位の戸塚優斗選手の対決。平野歩夢選手は、世界最高難度のトリプルコーク1440を決めますが、戸塚優斗選手が板を複数方向に回す多彩なトリックで上回り、決勝へ勝ち上がります。

決勝の相手は、3年連続W杯種目別年間王者の平野流佳選手。戸塚優斗選手がトリプルコーク1440をルーティンの最後に決め会場を沸かせると、平野流佳選手は、利き足ではない方の足を軸足にして回転するキャブトリプルコーク1440を決め、最高難度の技で真っ向勝負。ハイレベルな日本選手対決に勝利したのは戸塚優斗選手。2位は平野流佳選手、3位は平野歩夢選手と日本勢が表彰台を独占しました。

女子決勝では、北京オリンピック銅メダルの冨田せな選手が、得意のフロントサイド1080を決めるなど、今季W杯種目別年間女王のマディ・マストロ選手に勝利。前年と前々年のW杯種目別年間女王の小野光希選手は4位に入りました。