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胸に「Z」マークをつけずにイベントに参加したロシアの金メダリスト 競技仲間からは賛否

2022年3月23日 17:11
胸に「Z」マークをつけずにイベントに参加したロシアの金メダリスト 競技仲間からは賛否
Zマークをつけずにイベントに参加も競技仲間から賛否のブルシュノフ選手 (写真:ロイター/アフロ、22年2月撮影)

北京五輪クロスカントリーで金メダル3つを獲得したロシアのアレクサンドル・ブルシュノフ選手が、今月18日に開催された「クリミア併合記念コンサート」に出場していたことを受けて、同じクロスカントリーの選手からは賛否の声が上がっています。

ノルウェーのクリス・ジャスパーセン選手はユーロスポーツの取材に対し、「彼らにまた(競技場で)会うことを考えるのは難しくなる」などと語り、「今起こっていることがすごく不快だ。イベントの映像を見たときは悪態をついてしまった」と続けました。

「もしかしたら、強制されていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。本当におかしいと思う」

一方、同じくノルウェーのトルド・アスレ・イエルダーレン選手は「ブルシュノフが体制から距離を置けたのかは分からない。もしかしたら、厳罰をうけるかもしれない」などとブルシュノフ選手に同情的な意見を述べました。

「刑務所に入れられるリスクを冒すなんて、相当タフでないとできない。特にブルシュノフのように有名な人物であれば、代償は大きいだろう。だから、ここで簡単に(彼の行動を)裁けないよ」

ブルシュノフ選手はイベントで、ほかのアスリートがジャケットに「Z」マークをつけて出席する中、「Z」マークをつけずに出席していたことが写真などで確認されています。