胸に「Z」マークをつけずにイベントに参加したロシアの金メダリスト 競技仲間からは賛否
北京五輪クロスカントリーで金メダル3つを獲得したロシアのアレクサンドル・ブルシュノフ選手が、今月18日に開催された「クリミア併合記念コンサート」に出場していたことを受けて、同じクロスカントリーの選手からは賛否の声が上がっています。
ノルウェーのクリス・ジャスパーセン選手はユーロスポーツの取材に対し、「彼らにまた(競技場で)会うことを考えるのは難しくなる」などと語り、「今起こっていることがすごく不快だ。イベントの映像を見たときは悪態をついてしまった」と続けました。
「もしかしたら、強制されていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。本当におかしいと思う」
一方、同じくノルウェーのトルド・アスレ・イエルダーレン選手は「ブルシュノフが体制から距離を置けたのかは分からない。もしかしたら、厳罰をうけるかもしれない」などとブルシュノフ選手に同情的な意見を述べました。
「刑務所に入れられるリスクを冒すなんて、相当タフでないとできない。特にブルシュノフのように有名な人物であれば、代償は大きいだろう。だから、ここで簡単に(彼の行動を)裁けないよ」
ブルシュノフ選手はイベントで、ほかのアスリートがジャケットに「Z」マークをつけて出席する中、「Z」マークをつけずに出席していたことが写真などで確認されています。