浦和レッズは、昨シーズン終了後に現役を引退した興梠慎三氏と宇賀神友弥氏がスタッフ入りしたと3日に発表しました。

興梠氏はパートナー営業担当およびアカデミーロールモデルコーチへ、宇賀神氏はトップチームの強化担当へ就任しました。

興梠氏は高校卒業後、鹿島アントラーズを経て浦和レッズに入団。2008年から日本代表に招集されると16試合に出場。2016年のリオ五輪にも選出されています。

また、AFCチャンピオンズリーグ優勝に2度貢献など数々のタイトルを獲得。通算526試合に出場、168得点と活躍しました。

宇賀神氏は浦和レッズジュニアユース、浦和レッズユースを経て、流通経済大学在学中の2009年に特別指定選手で浦和レッズに入団すると、その後トップチームで活躍しました。

2022年にはFC岐阜へ完全移籍するも昨シーズンからは再び古巣に戻り、シーズン終了後に引退を表明。浦和レッズでの公式戦通算400試合に出場、26得点を記録しています。

▽2人のコメント全文

【興梠慎三】
昨年プロ生活を終える決断をした後、自分ができることややるべきことを考えました。その結果、選手時代にお世話になった全てのみなさまへの恩返しのためにパートナー営業に、そして将来目指す監督に必要な経験とスキルを身に付けるため、アカデミーコーチに関わりたいという意思をクラブへ申し出ました。

今回自分の意思を尊重していただいたことは大変ありがたいことであり、心から感謝しています。パートナー営業活動では、さまざまなイベント参加や企業訪問を通じてビジネスパーソンとしての経験を積んでいきます。既存のパートナー企業のみなさまとのさらなる連携強化や、新しいパートナー企業のみなさまともご縁をつなげていけるように努めていきたいと考えています。

また、自分が持つサッカー技術の全てをアカデミー選手へ伝えながら、指導者としてのレベルを向上させ、アカデミー選手と共に成長していくことを目指しています。ファン・サポーターのみなさまをはじめ、これまで浦和レッズの興梠慎三を応援してくださったみなさま、これからも浦和レッズ、興梠慎三をよろしくお願いいたします。

【宇賀神友弥】
トップチームの強化担当に就任することになりました。みなさんに公言した次の夢を叶えるために全力で努力をしたいと思います。また、堀之内スポーツダイレクターをサポートするとともに、クラブの最大の目標であるJ1リーグ優勝の力になれるよう頑張ります。