2024年のパリオリンピックに向け、すでに選考レースが始まっている卓球。選手たちはシングルス代表の2枠をかけ、今年3月から2024年の全日本選手権大会まで、およそ2年間にわたってし烈な争いに臨みます。

その選考レースで今年頭角を現したのが20歳の長崎美柚選手。

3月に行われた「LION CUP TOP32」では、東京五輪金メダリストの伊藤美誠選手を撃破する大金星をあげるなど準優勝。その後の選考大会でも安定した成績を残し、パリ選考ポイントでは5位につけています。

そんな長崎の武器はしなやかなスイングから放たれる両ハンドのドライブ。練習相手の男子選手が「男子よりも威力がある」と語るほどのパワー溢れるプレースタイルで、ファンを魅了しています。

さらに実力だけでなく、いとおしい性格も話題に。

日本代表のチームメイト・早田ひな選手が「天然で面白いことがほわーんってでてきたりだとか、縛りなく自由に生きてる感じ」と話すほどのマイペースぶり。

試合後、インタビュアーから「今日の東京は12月並みの寒さでした。長崎さん東京の視聴者、全国の視聴者に温かい一言をお願いします！」とファンへのメッセージをお願いされると、「いつも応援ありがとうございます。洋服をよくきてゆっくり寝てください！」とユーモアな回答。SNSでも「可愛すぎる！」「天然金メダル」と話題になりました。

実はそんな一面も、五輪のため変えていきたいという長崎選手。

「普段すごいおっとりしていると言われるので普段からの意識とか変えたり、自分に厳しくできたらと思う。一番努力した人が結果、代表権をつかめると思っているので。一番努力した人になれるようにしたいですし、2024年のパリオリンピック目指して本当に毎日自分の100%出し切れるように頑張りたいです」と決意を語りました。