韓国転倒事故 救助要請した人のうち2人が死亡していた
158人が死亡した韓国・ソウル梨泰院の転倒事故で、事故当時、消防に救助を要請した人のうち2人が、その後、死亡していたことが新たにわかりました。
事故の捜査を進めている韓国警察の特別捜査本部によりますと、事故が起きた当日の午後10時15分から2時間半あまりで、消防に87件の救助要請がありました。
このうち、午後10時42分と11時1分に通報した2人については、担当者の「119番です」との言葉に答えないまま、その後、死亡していたことがわかったということです。
特別捜査本部は「救助活動が継続して進められていたならば、犠牲者を減らしたりケガ人を最少化できただろう」と指摘。「消防の救助活動が適切だったのか捜査する」としています。
事故をめぐっては警察や自治体の対応の不備も明らかになっていて、地域を管轄する警察署の前トップらあわせて17人が捜査の対象になっています。