梨泰院転倒事故 捜査を受けていた地元警察の元幹部が自殺か
156人が死亡した韓国・ソウルの転倒事故で、事前に危険性を指摘した警察内部の報告書を握りつぶしたとして、捜査を受けていた地元警察の元幹部が11日、自宅で死亡した状態で見つかりました。自殺とみられます。
韓国警察によりますと11日昼過ぎ、梨泰院を管轄する警察署の元情報係長が自宅で死亡しているのを家族が見つけました。
状況から自殺とみられるということです。
梨泰院の事故をめぐってはこの警察署の情報担当の警察官が、事故の3日前に危険性を分析した報告書を作ったものの、上司である情報課長と情報係長が取り合わず、のちに報告書のデータ記録が削除されていたと韓国メディアが報じています。
韓国警察の特別捜査本部は元情報係長らを証拠隠滅などの疑いで捜査に着手していました。