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韓国転倒事故 警察トップ執務室など50か所以上に家宅捜索 事故3日前に“群衆の危険性”報告書…情報課長は聞き入れなかったか

2022年11月8日 15:28
韓国転倒事故 警察トップ執務室など50か所以上に家宅捜索 事故3日前に“群衆の危険性”報告書…情報課長は聞き入れなかったか

156人が死亡した韓国・ソウルの転倒事故をめぐり、警察の特別捜査本部は8日、警察トップの執務室や現場を管轄する警察署など50か所以上に家宅捜索に入りました。

家宅捜索は午前9時から一斉に行われ、警察トップ・尹煕根長官の執務室や、現場の梨泰院を管轄する龍山署の署長室など55か所に及びます。

こうした中、SBSテレビは、龍山署の情報担当の警察官が事故の3日前に作成したハロウィーンの群衆による危険性を分析した報告書を入手し、報じました。上司である情報課長に報告書を提出し、状況を把握する人員の配置を訴えたものの、課長は別のデモの警備を優先するように指示し、聞き入れませんでした。

この報告書は事故のおよそ2時間前に警察のシステムから消え、警察官のパソコンに残っていたファイルも事故後に課長の指示で同僚が削除したということで、捜査本部は全容の解明を進めています。