【高校サッカー】佐賀東が今年3度目の決勝カード 県内3冠の快挙達成
2大会ぶり13回目の全国大会に挑む佐賀東高校
第102回全国高校サッカー選手権大会。35校が加盟する佐賀県からは、佐賀東高校が2大会ぶり13回目の全国大会に挑みます。今回は佐賀大会決勝を振り返ります。
◇ ◇ ◇
新人戦・総体と今年の県大会を制してきた佐賀東。県内3冠達成へ、選手権・決勝に臨みました。
対戦相手は佐賀商業。新人戦・総体に続き今年3度目の決勝カードとなりました。新人戦・総体ともに決勝で敗れた佐賀商業は、3大会連続の決勝の舞台。前回・前々回は、準優勝。先輩方の思い、今年の悔しさを胸に、リベンジに燃えていました。
試合開始からゲームが動きます。前半2分、佐賀東の左サイド・右近歩武選手のクロスにFW宮崎空夢選手がワンタッチでゴールに流し込み先制。「練習してきた形が出せた」と振り返った右近選手、宮崎選手は3試合連続ゴール、ファーストシュートで佐賀東がリードを奪います。
その4分後、ゴール前のこぼれ球を佐賀東・右近選手が右足で振り抜き追加点。右近選手は開始6分で1ゴール1アシストの大活躍、2対0と佐賀東リードで前半を折り返します。
「次の1点が大事になる」と両指揮官が選手に伝え、迎えた後半、スーパーゴールが生まれます。後半5分、再び佐賀東・右近選手が左サイドからのクロス、佐賀商業のDFがクリアし、こぼれてきたボールに佐賀東・江口恭平選手が右足で力強いミドルシュート。
「入る予感がした」と、力のこもったボールは右のポストに当たり、ゴールネットを揺らしました。スタジアムがどよめいたスーパーゴール。「次の1点」も佐賀東が奪い、リードを3点に広げます。
さらに後半18分には、ポストに当たり跳ね返ってきたボールを佐賀東・最所大星選手が押し込み、4対0。佐賀東ペースのまま、試合が進みます。前半シュートを打てなかった佐賀商業、点差が広がっても、佐賀東ゴールに向け、走り続けます。
後半34分、佐賀商業は中村颯汰選手のクロスに、後半から出場した古賀航太郎選手が右足を振り抜きシュート。枠を捉えることはできませんでしたが、この試合、初めてのシュートでチームを勇気づけます。
その後も、佐賀商業・キャプテン平山颯汰選手のシュートなど、佐賀東ゴールに迫りますが、ゴールネットは揺らせず。後半アディショナルタイムに、佐賀東は、FKからこぼれたボールを最所選手が繋ぎ、キャプテン宮川昇太選手がゴールに流し込み5点目。ゴールが決まった直後に、試合終了の長い笛。
5対0と、佐賀東が強さを見せつけ、2大会ぶり13回目の選手権全国大会進出。選手権4試合で18得点・無失点での優勝、さらに新人戦・総体・選手権と、県内3冠を達成しました。
佐賀東・蒲原監督は「早い段階で先制点・追加点を取ってくれて良いスタートを切れた」と序盤の攻撃を振り返り、シュート3本に抑えた守備についても「プレッシングをかけて相手に自由を与えないというところが一番良かった」と選手たちをたたえました。
キャプテン宮川選手は全国大会に向けて「今まで行ったことのないベスト4を目指してチーム一丸となって頑張っていきたい」と目標を掲げました。
国立競技場での戦いを目指して、佐賀東は12月29日の1回戦、福井県代表・丸岡との初戦に挑みます。
(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/福岡放送)
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新人戦・総体と今年の県大会を制してきた佐賀東。県内3冠達成へ、選手権・決勝に臨みました。
対戦相手は佐賀商業。新人戦・総体に続き今年3度目の決勝カードとなりました。新人戦・総体ともに決勝で敗れた佐賀商業は、3大会連続の決勝の舞台。前回・前々回は、準優勝。先輩方の思い、今年の悔しさを胸に、リベンジに燃えていました。
試合開始からゲームが動きます。前半2分、佐賀東の左サイド・右近歩武選手のクロスにFW宮崎空夢選手がワンタッチでゴールに流し込み先制。「練習してきた形が出せた」と振り返った右近選手、宮崎選手は3試合連続ゴール、ファーストシュートで佐賀東がリードを奪います。
その4分後、ゴール前のこぼれ球を佐賀東・右近選手が右足で振り抜き追加点。右近選手は開始6分で1ゴール1アシストの大活躍、2対0と佐賀東リードで前半を折り返します。
「次の1点が大事になる」と両指揮官が選手に伝え、迎えた後半、スーパーゴールが生まれます。後半5分、再び佐賀東・右近選手が左サイドからのクロス、佐賀商業のDFがクリアし、こぼれてきたボールに佐賀東・江口恭平選手が右足で力強いミドルシュート。
「入る予感がした」と、力のこもったボールは右のポストに当たり、ゴールネットを揺らしました。スタジアムがどよめいたスーパーゴール。「次の1点」も佐賀東が奪い、リードを3点に広げます。
さらに後半18分には、ポストに当たり跳ね返ってきたボールを佐賀東・最所大星選手が押し込み、4対0。佐賀東ペースのまま、試合が進みます。前半シュートを打てなかった佐賀商業、点差が広がっても、佐賀東ゴールに向け、走り続けます。
後半34分、佐賀商業は中村颯汰選手のクロスに、後半から出場した古賀航太郎選手が右足を振り抜きシュート。枠を捉えることはできませんでしたが、この試合、初めてのシュートでチームを勇気づけます。
その後も、佐賀商業・キャプテン平山颯汰選手のシュートなど、佐賀東ゴールに迫りますが、ゴールネットは揺らせず。後半アディショナルタイムに、佐賀東は、FKからこぼれたボールを最所選手が繋ぎ、キャプテン宮川昇太選手がゴールに流し込み5点目。ゴールが決まった直後に、試合終了の長い笛。
5対0と、佐賀東が強さを見せつけ、2大会ぶり13回目の選手権全国大会進出。選手権4試合で18得点・無失点での優勝、さらに新人戦・総体・選手権と、県内3冠を達成しました。
佐賀東・蒲原監督は「早い段階で先制点・追加点を取ってくれて良いスタートを切れた」と序盤の攻撃を振り返り、シュート3本に抑えた守備についても「プレッシングをかけて相手に自由を与えないというところが一番良かった」と選手たちをたたえました。
キャプテン宮川選手は全国大会に向けて「今まで行ったことのないベスト4を目指してチーム一丸となって頑張っていきたい」と目標を掲げました。
国立競技場での戦いを目指して、佐賀東は12月29日の1回戦、福井県代表・丸岡との初戦に挑みます。
(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/福岡放送)