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【WBC予選】日本ハム・20歳の右腕が1死満塁も連続三振 台湾が本戦出場権獲得

2025年2月26日 16:00
【WBC予選】日本ハム・20歳の右腕が1死満塁も連続三振 台湾が本戦出場権獲得
好投したチャイニーズ・タイペイ代表の孫易磊投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
◇2026年に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選が台湾で行われ、チャイニーズ・タイペイがスペインに勝利しWBC本戦の出場が決まりました。

地元のチャイニーズ・タイペイとニカラグア、スペイン、南アフリカが出場枠の2枠を争う今大会。総当たりのリーグ戦が行われ、3勝無敗で首位だったニカラグアがまず出場権を獲得しました。

リーグ戦2位のスペインと3位のチャイニーズ・タイペイが最後の椅子をかけ25日、プレーオフを戦いました。

試合はチャイニース・タイペイ1点リードの6回、ノーアウト2塁からバント攻撃で三塁に転がすと、この打球をスペインのサードが悪送球。さらにノーアウト2塁でバントを試みサードへ転がすと、またもサードが悪送球で5-2としました。

そのウラに1点を返され、5-3で迎えた7回は1アウト1塁の場面で日本ハム育成右腕・20歳の孫易磊(スン・イーレイ)投手がマウンドにあがります。

孫投手は先頭にフォアボールを与えると、続くバッターにヒットを打たれ1アウト満塁のピンチを招きます。それでも次のバッターをチェンジアップで三振を奪い2アウトとすると続くバッターには97マイル(約156キロの)ストレートで連続三振とし、ピンチを切り抜けました。

この投球にチャイニーズ・タイペイ打線が応え、8回に1点を加えると孫投手はそのウラも無失点。9回は守護神・曾峻岳(ツェン・チュンイェイ)投手がマウンドに上がり三者連続三振とし、6-3でチャイニーズ・タイペイは今大会最後の1枠をつかみました。

これで2026年のWBC本戦出場チームは18チームが決まり、残る2つのチームはアメリカ・ツーソン予選でブラジル、中国、コロンビア、ドイツによって争われます。
最終更新日:2025年2月26日 16:00