◇プロ野球 巨人春季キャンプ紅白戦(11日、宮崎)

今季初実戦となる紅白戦を行った巨人。この試合でドラフト1位浅野翔吾選手は紅組の8番指名打者で出場。

最初の打席は3回、先頭打者として左腕の山本一輝投手と対戦するも、内角の球に詰まりショートゴロ。4回、2死一塁で迎えた2打席目も山本投手の前にピッチャーゴロに倒れました。

2打数無安打に終わったものの、課題だけではなく自身の手応えも感じています。

試合後のインタビューでは「高校時代とは違った質のいいまっすぐなので、打てると思って打ちにいったのが詰まった。もう少しタイミングの取り方だったり、バットの出し方を考えていければ良いなと思います。きょうの打席振り返ると、自分から打ちにいっている、(体が)前に突っ込んでいる感じがしたので、右足にしっかり体重を乗せて、下半身で(ボールを)とばすという意識をして練習していきたい」と今後のキャンプに向けて自身の課題を挙げていました。

それでも、キャンプ中のフリーバッティングでは「あまり(打球が)詰まらなくなってきたので、だいぶ捉え方は良くなってきたのかなとは思います」と自身の成長も感じています。

3回にはセンターの守備、5回には代走で再出場するなど、紅白戦ならではの柔軟な出場機会をもらい、走攻守で実戦経験を積んだ浅野選手。

「守備走塁は普通にできて、走塁の判断とか、そういったことは収穫ができた。きのう走攻守どれか1つでもアピールできるようにと言ったんですけど、きょうは走塁でいい判断ができたので、そこは良かったと思います」と話しています。