【X Games】バイクが宙を舞う!?モトエックス ベストウィップ
4月22日(金)23日(土)24日(日)の3日間にわたって開催される「X Games Chiba 2022」。1995年にアメリカで初開催されて以来、世界12か国で観客を魅了してきた、歴史ある世界最大にして最高峰のアクションスポーツ国際競技会が日本初上陸するということで大きな話題を呼んでいます。
大会期間中にはスケートボードやBMXなど様々な競技が行われますが、中でも注目競技は日本で観戦機会が特に少ない「モトエックス ベストウィップ」です。
この競技はモトクロスバイクと呼ばれる専用バイクに乗り、ジャンプ台で急加速して空中に飛び出すと、バイクを縦横無尽に動かし空中での姿勢で順位を競います。繰り出す技は3つあり、空中でバイクを地面と水平になるまで倒す「ウィップ」、空中でバイクを進行方向と逆に向ける「ターンダウン」、ウィップをしながらさらに前輪を高く上げる「ターンアップ」です。バイクが飛ぶ高さは約10mにまで達し、ジャンプ台を飛び出す瞬間のエンジン音と合わさると迫力満点です。
中継の解説を担当するモトクロス・フリースタイルモトクロスライダーの加賀真一さんは、この種目の魅力について「スリルとテクニックが詰まった、観客を意識したショー形式のスポーツ」と言います。
出場できるのは大会から招待された7選手のみですが、うち日本人が3選手います。
1人目は18・19・21年この種目で銀メダルを獲得していて、今大会こそ金メダルを狙う金メダル候補筆頭・渡辺元樹選手(32)。
2人目は12年にX Gamesモトエックス フリースタイル(コースを縦横無尽に走り、様々な空中技を繰り出して順位を競う)で日本人初の金メダルを獲得して以来、XGames通算3回優勝のレジェンド東野貴行選手(37)。
3人目は昨年の全日本モトクロス選手権(オフロードに作られたレース専用コースをより速く走り競う)インターナショナルBクラスで優勝した鈴木龍星選手(18)。国際大会は初出場で、念願のX Gamesでメダル獲得が期待されます。
バイクが宙を舞う注目競技モトエックス。日本のエースたちの活躍から目が離せません。