「13歳、真夏の大冒険」
「ゴン攻め/ビッタビタ」

去年の流行語となったこの言葉を生んだのが、東京オリンピックをわかせた新競技スケートボード。5人のメダリストが誕生し、一躍注目競技となりましたが、そのメダリスト全員が今月出場する大会が「X Games Chiba 2022」です。

「X Games」は、アメリカで生まれた世界最大のアクションスポーツ国際競技会で、スケートボードや自転車のBMX、バイクのMotoXなどいくつもの競技が同じ場所で開催される世界規模のビッグイベント。今年は日本で初めての開催となります。

今月、プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成した「ZOZOマリンスタジアム」内に様々な競技会場が作られ世界一を争います。注目競技の1つが、東京五輪で日本が3つのメダルを獲得した「スケートボードストリート」です。

男子は堀米雄斗選手、白井空良(そら)選手、池田大暉選手、根付海龍選手らが出場予定です。金メダルを獲得した東京オリンピック以来、初めての大会となる堀米雄斗選手は「X Gamesは小さい頃からテレビでよく見ていました。日本で開催されることはすごく楽しみだし、日本開催なので自分の一番良い滑りをみんなに見せられたらと思ってます。みなさんX Gamesで会いましょう！」と、決意。

ライバルには世界最高レベルの新技を予告している白井空良選手や、X Gamesで13個の金メダルを獲得し、年収は30億円ともいわれる“キングオブスケートボード”ナイジャ・ヒューストン選手(アメリカ)ら世界のトップがずらりとそろいました。

一方の女子は、東京金メダルの西矢椛選手や銅メダルの中山楓奈選手、X Gamesを3度優勝している西村碧莉選手、そして織田夢海(ゆめか)選手、前田日菜選手、赤間凛音(りず)選手らが出場。

「13歳、真夏の大冒険」で注目された西矢椛選手は、中学3年生となった今年度、初めてエントリーしたのがこのX Games。「スケボーをやっていない人も見ていて楽しいな、やりたいなと思える滑りをしたい。楽しく笑顔で、最後までやれたらいいなと思います。“ビッグスピンフリップボード”っていう技を決めたいです」と目標を語りました。X Gamesの最高成績は銀メダルですが、東京五輪に続く金メダルを目指します。

2019年のX Gamesでは堀米雄斗選手と西村碧莉選手が男女そろって日本勢の優勝を果たしましたが、日本初開催となる今大会も男女とも優勝を期待できる選手たちが出場します。女子予選は今月22日(金)、男子予選は23日(土)、そして男女の決勝は24日(日)に行われます。