◇女子ゴルフ アース・モンダミンカップ 最終日(25日、千葉・カメリアヒルズカントリークラブ)

千葉で行われた国内女子ゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」は大会4日目の最終日。申ジエ選手と岩井明愛選手が13アンダーで並び、プレーオフで申選手が優勝を決め、今季2勝目をあげました。

最終日、首位で並んだのは、山下美夢有選手、岩井明愛選手、台湾のサイ・ペイイン選手の3人。1打差に申ジエ選手ら4人がつけ、トップから3打差に12人がひしめき合う混戦でした。

申選手は、この日1番からバーディー。さらに14番、15番を連続バーディーとします。

一方、岩井選手も1番をバーディーとすると、7番・8番で連続バーディーとこちらも譲りません。

11番もバーディーとした岩井選手でしたが、15番と16番で連続ボギーをたたきます。

申選手は、バーディーを狙った18番を、パーとしたものの、この日4バーディー0ボギーの13アンダーでフィニッシュ。

岩井選手も17番はバーディーとして、13アンダーで決着はプレーオフに持ち越しとなりました。

プレーオフ１ホール目の第3打、グリーン奥のラフにつかまった岩井選手に対し、申選手はあと少しでイーグルというスーパーショットを見せます。バックスピンでピンまで2mの位置につけ、バーディーチャンスにつけます。

迎えた申選手のバーディーパット、これを沈め渾身のガッツポーズ。逆転で今季2勝目を手にしました。

表彰式では、ひと月前におばあさんが亡くなったことに触れると、涙を流し「大会前に夢に出てきて応援してもらいました。素晴らしい大会で、(岩井)明愛選手といい勝負ができて、優勝できて自信がつきました」と涙ながらに喜びを語りました。

これで通算28勝と、永久シードまであと2勝に迫った申選手は「前を見れるプレーができました」と笑顔で話しました。