◇プロ野球セ・リーグ クライマックスシリーズFinalステージ ヤクルト6ー3阪神（14日、神宮球場）

逆転勝利で２年連続の日本シリーズ進出を決めたヤクルト。試合後、高津臣吾監督が共同インタビューに応じ、日本シリーズへの意気込みなどを語りました。

▽以下、高津臣吾監督の共同インタビュー主な一問一答

――3連勝で日本シリーズへの出場を決めました。この3試合振り返っていかがだったでしょうか？

「セ・リーグチャンピオンとしてここで負けるわけにはいかないと、絶対に勝って次のステージ・日本シリーズへ運びたいと強く思っていました。選手の頑張りはもちろんですけれども、本当にスタッフであったり、裏方さんであったり、みんなが勝ちに向かって頑張った結果が3連勝できた大きな要因だと思ってます」

――胴上げ直後のインタビューで「だんだん高くなっている」と胴上げの表現をされていましたけれども、今少し時間がたってみて、景色はいかがでしたか？

「思った以上に高くてですね、まあこの人（オスナ選手）が一番『高く上げろ高く上げろ』と言っててですね、もうやめてくれって言ったんですけど、外国人選手中心に高く上げてもらいました。気持ちよかったです」

――1戦目、2戦目はオスナ選手のホームランが飛び出して流れに乗ったと思います。高津監督、頼もしい助っ人にはどんな言葉をかけたいですか？

「本当に最近の活躍というか、まあその前にムネ（村上宗隆選手）が4番にいるんですけれども、しっかりたまったランナーを長打でかえしてくれる、本当に頼もしい打撃だと思っています。相手にとってもね、すごくいやなバッターだと思いますし、すごく今はいい打順のつながりになっているかと思いますね」

――7回の攻防、流れが変わったのはどこだったとお考えですか？

「四死球とエラーはあったんですけど、なかなか青柳晃洋投手を打つことが難しくて、ワンチャンス・ワンチャンスと思いながら、なかなかあそこまで無かったんですけども、普段からピッチャーも野手も次へつないでいこう、何とかいい形でバトンを渡そうというような姿勢が相手のエラーであったり、四死球であったり、ムネの最後のバッティングにつながったのかなと思ってます。みんなのつなげようという気持ちがあのイニングに表れたんじゃないかなと思ってます」

――この3連戦、采配で気をつけていたことなどは何だったんでしょうか？

「受け身にならないことは一番考えていました。常にどんな劣勢でも、どれだけ負けていても絶対次の1点を取りに行く、次の1点を防ぎに行く姿勢だけは強く僕は持って戦わないと、やっぱり選手が腰を引いてしまって思い切ったプレーができなかったりというのがあると思ったので、強気というか前へ前へという気持ちでベンチで采配していました」

――日本シリーズへの意気込みを。

「まだ終わったばっかりで威勢のいいことはなかなか言いづらいですけど、セ・リーグのチャンピオンとして恥ずかしくないゲームをしたいなと、そして日本のプロ野球ファンのみなさんが本当にいいシリーズだったねと言っていただけるようなゲームにしたいなと思っています。最後にはやはり日本一になって今シーズンを締めくくりたいなと思っています」