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【ジャイアンツカップ】優勝は世田谷西 4年ぶり3回目の頂点 静岡裾野の反撃およばず

2023年8月21日 16:30
【ジャイアンツカップ】優勝は世田谷西 4年ぶり3回目の頂点 静岡裾野の反撃およばず
6回に2点タイムリーツーベースの世田谷西・安藤丈二選手
◇第17回ジャイアンツカップ決勝 世田谷西リトルシニア4-1静岡裾野リトルシニア(21日、東京ドーム)

東京ドームが舞台の決勝は両チームともチャンスを作りながら5回までは得点なく緊迫したゲーム。終盤6回に世田谷西が一挙4得点の猛攻で静岡裾野を制しました。

世田谷西は5回まで静岡裾野の先発投手・宮澤和聖選手からヒット1本におさえられていましたが、6回でした。先頭バッター8番の矢口翔大選手がデッドボールで出塁すると、送りバントで2塁へ。先制のチャンスを作ります。

得点圏にランナーが進んだところで、静岡裾野はピッチャーを背番号1の伊藤漣選手に交代。するといきなりボークの判定でランナーが進塁し1アウト3塁となります。ここで世田谷西のバッター1番の大寳瑛都選手が叩きつけたボールはやや高くバウンドしセカンド方向へ。思い切りよく走り出していた3塁ランナー矢口選手がタッチをくぐりぬけホームを陥れます。世田谷西が待望の先制に成功しました。

世田谷西は2番坂本将平選手がヒットで続き、1アウト1、2塁。ライトフライで2塁ランナーがタッチアップし1、3塁、更に1塁ランナーの盗塁で2アウト2、3塁とチャンスを広げます。ここで4番の安藤丈二選手がレフトオーバー、フェンス直撃のタイムリー2ベースを放ち、2人がホームにかえり3-0とします。5番の森田竜平選手もレフト前ヒット。2塁ランナー安藤選手が思い切りのいい走塁でホームにかえり4-0とします。

4点を追う静岡裾野は最終7回裏の攻撃。2アウトから代打の窪田泰伸選手がスリーベースヒット。田原太平選手が四球を選び、2アウト1、3塁。ここで代打・木部海月選手のショートへの内野安打の間にランナーが生還。土壇場で1点を返し4-1。なおも2アウト1、2塁のチャンス。バッターは静岡裾野のエースでもある3番の伊藤選手。一発が出ればという場面。最後は6回から世田谷西のマウンドに上がっていた大矢球道選手のストレートで見逃し三振。ゲームセット。

世田谷西リトルシニアがジャイアンツカップ最多タイとなる3度目の優勝。全国1615チームの頂点に立ちました。