ジャイアンツカップ経験者には巨人の岡本和真選手やオリックスの宮城大弥投手ら、侍ジャパンのメンバーもいて、プロの世界で多くの選手が活躍しています。

3月に大谷翔平選手ら侍ジャパンがWBC第1ラウンドを戦った東京ドーム。ジャイアンツカップでその夢舞台で戦えるのは決勝にたどり着いた2チームだけです。

まずご紹介する東京の世田谷西リトルシニアは2年連続6回目の出場。過去2度(2009年、2019年)ジャイアンツカップを制している名門チームです。勝てば過去最多タイの3度目の優勝となります。

■世田谷西リトルシニア（東京/東京都第三）勝ち上がり
1回戦 7-1オール岡山ヤング（岡山/東中国地区）
2回戦 4x-3(延長9回)東海中央ボーイズ（愛知/愛知）
準々決勝10-0(5回コールド)紀州由良リトルシニア（和歌山/西近畿地区）
準決勝 2-1高崎中央ボーイズ（群馬/群馬・埼玉地区）

決勝進出までには、2回戦で延長戦サヨナラ勝ち、準々決勝でコールド勝ち、準決勝は先制を許す苦しいゲームで終盤に逆転勝ちと、今大会だけでも様々な経験をしてきました。

チームを率いる吉田昌弘監督は準決勝後のインタビューで「選手が最後に頑張ってくれてホッとしています。自分たちでつかんだ決勝の舞台。思いっきり楽しんでハッスルしてくれればいい」と語っています。

一方の決勝進出チーム、静岡裾野リトルシニアは4年ぶり5回目の出場で初の決勝です。静岡県勢がジャイアンツカップで決勝を戦うのも初めてのことになります。

■静岡裾野リトルシニア（静岡/東東海地区）勝ち上がり
1回戦 1-0福岡志免ボーイズ（福岡/福岡第二）
2回戦 9-2宇和島ボーイズ（愛媛/四国地区）
準々決勝 5-4取手リトルシニア（茨城/茨城・栃木地区）
準決勝 7-3中本牧リトルシニア（神奈川/神奈川第二）

準々決勝で去年優勝の取手リトルシニアに1点差で勝利。準決勝は相手に1点も与えず勝ち上がってきていた神奈川の強豪・中本牧リトルシニアに先制されながら逆転での快勝。チームは勢いに乗っています。

佐藤裕徳監督は試合前、選手たちに「（熱中症で準決勝は不在の選手もいたので）最後、みんな一緒に東京ドームで戦おう」と声をかけたそうです。「取手、中本牧、セタニシ（世田谷西）という今年のリトルシニアの強豪と戦えるのは良い経験です。最後は笑って泣きたいと思います」とインタビューでは話しました。

優勝するのは、4年ぶり三度目の頂点を目指す世田谷西リトルシニアか？日本一の山、富士山のふもとの町にある静岡裾野リトルシニアか？

中学野球・真のナンバーワン決定戦ジャイアンツカップ決勝は東京ドームで、21日(月)13時プレイボールです。

21日(月)の決勝の模様はCS放送日テレジータスで生中継。ジャイアンツTVと読売新聞オンラインで生配信いたします。