◇MLBオールスター ア・リーグ-ナ・リーグ(日本時間17日、グローブライフ・フィールド)

ナ・リーグの2番・DHでオールスターゲームにスタメン出場した大谷翔平選手(ドジャース)は試合後に会見を行い、4度目のオールスターゲームを楽しんだことを語りました。

3回ノーアウト1、2塁の場面で迎えた第2打席にタナー・ホウク投手(レッドソックス)から右中間スタンドへ先制となる3ランホームランを放った大谷選手。この試合2打数、1安打、1本塁打とオールスターゲーム4度目の出場にして初めてのホームランを放ちました。「ちょっと先気味でしたけどいい角度で上がっていたので十分入るんじゃないかなと思いました」とコメント。さらにホームランを放った後、ベンチでどのような祝福を受けたかと聞かれると「『ナイススイング、グッジョブ』だと。シンプルですけど色んな選手と話す中で試合以外も色んなコミュニケーションをとれるというのはオールスターならではかなと思います」とオールスターゲームを楽しんだことを明かしました。

またこれまで3度出場したオールスターゲームはアメリカン・リーグでの出場だった大谷選手。「この前まではアメリカン・リーグの敵として数多くやっていた選手もいましたけど、その中でブライス・ハーパー選手(フィリーズ)は、一緒にケージワークしたり、試合前どういう練習しているのかなと見たりしたので、凄く勉強になりました」とナ・リーグ得点圏打率トップのハーパー選手の名前を挙げました。「自分が見て勉強になったというところはあるので、自分の練習にももちろん取り入れられるところはあると思います」とオールスターゲームに参加している中でも常に野球を研究し続けていました。

「普段一緒にやらない、別々のチームで、敵のチームの選手たちとできるのは特別だと思いますし、ここに選ばれるレベルの高い選手たちとできるのがまず特別な事だなと思います」とコメント。今回オールスターに出場できたことについて「まずドジャースで勝つことを第一に考えていますし、ドジャースの一員として今回選んでもらってすごく光栄なことだなと感じているので、何回でもドジャースの代表としてここに来られるように、そういう野球をしたいなと思っています」と語りました。

さらに前日には愛犬“デコピン”と一緒にレッドカーペットを歩くと語っていた大谷選手。デコピンの姿がなかったことについて「トイレでもしたらちょっと困るので。お留守番をしていました」と“デコピン”と一緒に歩くことを断念。しかし、レッドカーペットではスーツの裏に入れた“デコピン”プリントを披露。「まあ2人(夫婦)で歩くのは決まっていたので、色をどうしようかというのを最初、ブラウンと白でいいんじゃないかなという感じで、じゃあ裏に入れようかみたいな感じでした」とオリジナル“デコピンスーツ”を作ることを決めたこともを明かしました。