いよいよ25日に開幕する2022シーズンのプロ野球。

開幕戦で、BIGBOSSこと新庄剛志監督率いる日本ハムを、本拠地で迎え撃つのが王座奪還を狙うソフトバンクです。王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーは24日、開幕に向けた意気込みを語りました。

「期待と不安で複雑なんですよね。選手たちはそれなりに成長してきているから、あとは絶対にいい結果が出るんだと信じて思い切ってやってほしい。全部打てる選手はいないし、全部打たれちゃう選手もいない。とにかく自分がやってきたことを信じて思い切ってやってほしいですね」

また、今季から指揮を執る藤本博史監督については、「藤本監督が選手たちの強さ、持ち味をしっかりつかんで2022年のいい戦い方をしてくれると思う。いまの時点で一番強いメンバーを組んで勝ってもらいたい。監督に全部任せていますから、思い切ってやってほしいですね」と期待を寄せました。

一方、日ハムの新庄監督については、「新庄くんがいろんなことをやって野球界にいろんな意味で刺激を与えてくれて、野球界にも新しい波が起きていますからね。そういう点では彼がプロ野球に復帰してくれたことは、プロ野球自体にとってもプラスだと思っています」と歓迎しました。

そして監督就任後、初の開幕戦に向け藤本監督は、「開幕戦ということもありますけど、やっぱりいい試合を、ソフトバンクホークスらしい試合をやっていきたいと思います」と話しました。

また、新庄監督が「開幕3連戦は遊びます」と宣言したことについて問われると、「遊んでくれていいんじゃないですか。こちらは“真剣”でいくので、全然問題ないです。BIGBOSSのパフォーマンスだと思うし、そこは普通に受け止めて、こちらは真剣に戦うのみです」とキッパリ。

「優勝するためには、（開幕戦は）143分の1といえども、一番大事な試合になってくると思うので、いい試合をやっていきたい」と闘志をあらわにしました。

2017年から4年連続で日本一となっているソフトバンクですが、昨季はリーグ4位に終わり、クライマックスシリーズにすら進めませんでした。

藤本監督率いる新生ソフトバンクが、2年ぶりのタイトルを狙います。