【MotoGP】日本人ライダー佐々木歩夢 タイトル獲得へ 5連続表彰台でランクも2位浮上
MotoGP2023年シーズンの後半戦スタートとなるレース、1か月以上のサマーブレイク明け、第9戦イギリスグランプリが開催され日本の佐々木歩夢選手が5戦連続表彰台を獲得ました。
2023年シーズン後半戦は残り12戦。全20戦で争うチャンピオンシップ。第14戦の日本グランプリまであと2か月を切りました。
最高峰MotoGPクラス、土曜日のスプリントレースはマルケス兄弟の弟アレックス選手(スペイン/ドゥカティ)が初優勝。そして日曜日の決勝レースではエスパルガロ兄弟の兄アレイシ選手(スペイン/アプリリア)が昨季のアルゼンチンGP以来となる最高峰クラス2度目の優勝を果たしました。ポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)は2位。3位はブラッド・ビンダー選手(南アフリカ/KTM)。中上貴晶選手(日本/ホンダ)は16位でフィニッシュ、ノーポイントに終わっています。
Moto2クラス決勝では、スペインの18歳、フェルミン・アルデゲル(スペイン/ボスコスクーロ)が初表彰台にして初優勝の快挙を達成します。昨季は年間ランク2位、秋の日本GPなどで3勝をあげた小椋藍選手(日本/カレックス)が16番グリッドスタートながら8位まで巻き返して8ポイントを獲得しました。また今シーズン、GPデビューイヤーの野左根航汰選手が開幕戦ポルトガルGPの決勝前に転倒による腰椎骨折の大ケガからついに復帰。初の決勝レースは22位、完走したライダーの中で最後のフィニッシュでした。羽田太河選手は途中棄権となっています。
Moto3クラス決勝では、GP7年目、初タイトル獲得を目指す22歳の佐々木歩夢選手(日本/ハスクバーナ)が積極的なレースを見せます。中盤はトップを走行するなど、レースを引っ張りますが残り1周の時点で5番手に後退。それでも諦めず、ラストラップに落ち着いてポジションを3つあげ2位でフィニッシュ。5戦連続表彰台を獲得しています。優勝したのはルーキーで17歳のダビド・アロンソ選手(コロンビア/ガスガス)。コロンビア人史上初のGPウィナーの誕生です。ポイントリーダーのダニエル・オルガド選手(スペイン/KTM)が3位だったことで。佐々木選手は4ポイント差を詰め22ポイント差のランク2位に浮上。そのほかのMoto3クラスの日本人ライダーは、鳥羽海渡選手が14位、山中琉聖選手が15位、古里太陽選手が20位。鈴木竜生選手はリタイアに終わっています。
■各クラスの決勝レース15位までにポイントが与えられます。
優勝:25ポイント(以下『ポイント』省略)
2位:20
3位:16
4位:13
5位:11
6位:10
7位:9
8位:8
9位:7
10位:6
11位:5
12位:4
13位:3
14位:2
15位:1
次はオーストリアGP(8/20決勝)。昨季はMoto3で佐々木選手と鈴木選手が1・2フィニッシュ。21年ぶりの日本人ライダー1・2フィニッシュでした。加えてMoto2の小椋選手も優勝しています。今季もオーストリアGPは日本人ライダーに大いに期待です。
今年の日本グランプリは今季の第14戦として9/29(金)ー10/1(日)栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎにて開催されます。この模様は日本テレビ・CS放送日テレジータス・BS日テレ・Huluなどで放送・配信予定です。