◇プロ野球セ・パ交流戦 日本ハム4-3阪神(10日、エスコンフィールドHOKKAIDO）

日本ハムが接戦を制して、セ・リーグ首位の阪神にカード2連勝を飾りました。

決勝打を放ったのは、アメリカから逆輸入のオールドルーキー、28歳の加藤豪将選手。プロ野球新のデビュー10試合連続安打を記録するなど、今季ここまで打率は3割後半と好調を維持しています。

3－3で迎えた8回、ノーアウト1、2塁のチャンスで阪神先発の大竹耕太郎投手からセンターへのタイムリーヒット。1塁ベース上ではガッツポーズを見せ、ホームのファンを沸かせました。

試合後のヒーローインタビューでは「We did it！(やりました)」と、英語で一言。

チャンスの場面を振り返ると、「明らかにバントのシチュエーションだったのですが、(新庄剛志)監督が打てと言ってくれた。もう『自分の仕事をしよう』と思って、ヒットを打ちました」と新庄監督の指示が力になったことを明かしました。

日本ハムはこれで交流戦6勝5敗。ソフトバンク、DeNA、オリックス、巨人、広島と並びトップタイにつけており、交流戦の優勝も視野に入っています。

「僕はもう勝つことしか考えていないので。交流戦はまだまだ試合があるので明日を含めてどんどん勝って行きたいと思います」

力強い言葉を残した加藤選手。日本ハムは11日の試合で、阪神戦3連勝を目指します。