侍ジャパンのダルビッシュ有投手は16日、WBCに向け宮崎のひなた木の花ドームで練習を開始しました。

17日から始まる侍ジャパン強化合宿よりも一足早く、巨人組との合同自主トレ。自らのウオーミングアップが一段落すると、戸郷翔征投手とかつてダルビッシュ投手の女房役の鶴岡慎也氏のキャッチボールを見学します。

その後、ダルビッシュ投手自ら戸郷投手のボールを受ける場面も。その後20分ほどにわたり、握り方や腕の振り方などについて何度も熱心に話し合っていました。

午前練習後、ダルビッシュ投手は戸郷投手について「まっすぐもいいし、フォークもいい。去年奪三振王だと思いますけど、その理由がしっかりあるなという感じがします。球速が出やすい投げ方、肩の水平回転、可動域が高いと球速に反映しやすい。そこの可動域をしっかり持っているのはいいと思います」と、実際に見ての感想を述べました。

侍ジャパン最年長として、早くも後輩と積極的にコミュニケーションをとる様子が見られたダルビッシュ投手。「自分が教えるために経験の伝えるわけじゃなくて、自分の経験に選手たちが『これ、いいな。これあかんな』とひとつの評価というか、引き出しにしてくれればいいなと思います」と、このWBCで日本代表の選手全員がレベルアップできればいいと話していました。