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池江「目標大幅更新」復帰後初の表彰台

2021年2月7日 17:56
池江「目標大幅更新」復帰後初の表彰台

日本のトップスイマーが集う、競泳・ジャパンオープン2020(東京アクアティクスセンター)が7日、最終日を迎えました。

東京五輪と同じ舞台で、初の実戦となった池江璃花子選手(20・ルネサンス)が、女子50メートル自由形の決勝に臨みました。

予選を復帰後最速タイムとなる25秒06(全体1位)で通過した池江選手。「自分に期待しながら泳ぎたい」と意気込んで臨んだ決勝では、予選のタイムを上回る力強い泳ぎをみせ、24秒91の学生新記録をマークしました。レースは2着に入り、復帰後4戦目で初めて表彰台に立ちました。

池江選手は「この試合自体、『25秒3くらいを出したらいいな』という目標だったので、それを予選から大幅に更新できたこと、決勝でそれ以上に上げられたことは、すごく良かったと思います」と、レースを振り返りました。

また、報道陣から去年8月の復帰戦以降、1秒以上もタイムを縮めている自身の成長について聞かれると、「表彰台の3人が24秒台っていうのは今までないことだったので、ハイレベルな戦いに食い込めたのは、すごく自分の成長を感じられたレースだと思います。今回2番だったので、次はバシっと決められるようなレースをしたいと思います」と、まだまだ成長する20歳は、更なる高みを見据えていました。

復帰してからの4戦、池江選手はいずれも自由形のみの出場でしたが、次戦の東京都OPEN(2月20日、21日)では、復帰後初となる50メートルと100メートルのバタフライにエントリーしています。

【女子50m自由形 主な結果】
1位 大本里佳(ANAイトマン) 24秒75
2位 池江璃花子(ルネサンス)  24秒91
3位 五十嵐千尋(T&G)    24秒99

写真:日刊スポーツ/アフロ