ジャンプ女子団体4位高梨「収穫多かった」
ノルディックスキーの世界選手権で、前回大会から採用されたジャンプ女子団体が行われました。高梨沙羅選手(24)、伊藤有希選手(26)らが出場した日本は、4位となりました。
ドイツのオーベルストドルフで行われているノルディックスキーの世界選手権。日本時間27日、ジャンプ女子団体が行われました。日本はこの種目で初のメダル獲得を目指し、エースの高梨沙羅選手(24)、伊藤有希選手(26)、勢藤優花選手(24)、丸山希選手(22)の4人が臨みました。
1番手で飛んだ伊藤選手は、1回目で93.5メートルをマーク。前日に個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得した高梨選手は、94.5メートルをマークするなど日本は1回目終了時点で4位につけました。
2回目、3人目を終えた時点で、日本は5位に順位を落としますが、エースの高梨選手がチーム最長の98メートルと飛距離を伸ばし、日本は4位に入りました。(合計ポイント877.5)
試合後、高梨選手と伊藤選手が会見に臨み、伊藤選手は「チームみんなでメダルを目指していたので力不足で残念だけど、今回(コロナ禍の)特別なシチュエーションの中で、団体の一員として飛ぶことができてよかった」と振り返りました。
高梨選手は「みんなで力をあわせて4位という結果ですけど、私はとても収穫の多かった試合でもあると思うし、内容的にはいい方向。1年後の北京五輪に向かっていけると思った」と話し、「もっとチームに影響を与えられるように過ごしていかなければ」とエースとして活躍を誓いました。
日本時間3月1日には北京五輪からの新種目、男女混合団体が行われます。
写真:アフロ