引退の横綱・鶴竜を芝田山親方ねぎらう
日本相撲協会は24日、横綱・鶴竜(35、本名:マンガラジャラブ・アナンダ、陸奥部屋)が現役を引退し、年寄鶴竜を襲名することを理事会で承認したと発表しました。
幕内優勝6回、生涯戦歴は785勝497敗。しかし、近年はケガの影響で休場が多く、去年7月場所から5場所連続で休場していました。
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は、横綱の先輩として「場所前から本人も悩んでいたと思うけど、誰が見ても分かる状況だったと思う。思うような稽古ができていない中、鶴竜はよく頑張ったけど、このタイミングで引退となった。次の場所に懸ける思いはあったと思うけど、こういう状況で難しいと判断したと思う」と、2014年5月場所から41場所で横綱を務めた鶴竜をねぎらいました。そして「年齢も年齢だから。潮時といえば潮時」と話しました。
また、4横綱時代の一角を担った鶴竜の引退で、白鵬の1人横綱となる状況に「次の横綱を担う力士が育っていないのは残念。次の横綱を担う力士がめざましく急成長してきての引退ならいいけど、そういうのでないのが残念」と語りました。
鶴竜の引退会見は25日に、師匠同席で行われる予定です。
写真:日刊スポーツ/アフロ