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五輪内定クライミング原田敗退「練習不足」

2021年3月28日 0:44
五輪内定クライミング原田敗退「練習不足」

スポーツクライミングのリードジャパンカップ2日目、男子の準決勝が行われ、東京オリンピック代表に内定している原田海選手(22)が登場しました。

26日の予選後に左手薬指の骨にヒビが入っていたことを明かした原田選手は序盤、難なくホールドを手にし、上へ上へと上がっていきますが、10mを過ぎたあたりで疲労を和らげようと何度も腕を振るしぐさを見せると、その直後に落下し、準決勝敗退となりました。

決勝に残れなかった大きな理由として「練習不足」をあげた原田選手。1月末の大会で左手薬指の骨にヒビが入ってから思うような練習が積めず、「これから登りこむしかない」と話しました。

リードは12m以上の壁を6分以内にどこまで高く上れるかを競う種目のため、持久力を鍛えることが重要です。

原田選手は「基礎の持久力が全体的に足りていない。いまはトレーニングなどを強化している段階。あせらず、できることをしっかりやっていく。基礎からやっていきたい」と決意を語りました。

原田選手は、4月16日からスイスで開催されるワールドカップへの派遣予定選手として名前が挙がっています。