萩野公介 リレーに続き個人種目で代表内定
■競泳・日本選手権6日目(8日・東京アクアティクスセンター)
東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権は8日、男子200m個人メドレー決勝が行われ、萩野公介選手(26)が2位に入り、個人種目での代表内定を決めました。
男子800mリレーで代表内定を決めている萩野選手は、個人種目での代表権をかけて臨んだ男子200m個人メドレー決勝。この種目ですでに、代表内定を決めている瀬戸大也選手との接戦となりました。
最初の50mを「力んでしまった」という萩野選手は5番手で折り返しますが、得意とする背泳ぎで伸びのある泳ぎを見せ、100mのターンで2番手に浮上。さらに、続く平泳ぎでトップに立ち、ラスト50mへ。レース前日にはライバル・瀬戸大也選手と「最後は泥仕合になるだろう」と話していたという自由形で、接戦を繰り広げます。
最後は瀬戸選手に0秒02及ばず、2位でフィニッシュ。派遣標準記録(1分57秒98)を切る1分57秒43をマークし、五輪代表内定を決めました。
レース後に萩野選手は「素直に五輪の代表権を獲得することができて、すごくうれしいです。次の夏に向けていいレースができた。このままのタイムでは戦えないので、全力で夏に向けて仕上げていきます」と、五輪本番への決意を語りました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ