NFLへ カナダドラフトで日本人6人指名
15日(日本時間16日)にカナディアンフットボールリーグ「CFL」が2021シーズンのアメリカ、カナダ以外の選手が対象となるグローバルドラフトを開催しました。
「CFL」は12人制で、アメリカンフットボールNFLに次ぐプロリーグで、NFLへと昇格した選手も多数いることから、日本人初のNFL選手誕生への道筋となっています。
アメリカとカナダ以外の選手が対象となるグローバルドラフト。今回は88人の候補生(日本人は12人)を中心に、9チームが4巡にわたって、計36人を指名。
日本のアメリカンフットボールリーグ(Xleague)で優秀選手にも選ばれたことがあるキッカーの佐藤敏基選手(IBM)、山崎丈路選手(オービック)ら6人が日本人として初めて指名されました。
ドラフト2巡・全体16番目にトロント・アルゴノーツから指名された佐藤選手は、「安心した。NFLに行くことが僕の目標なので、まず一歩」と冷静にコメント。
一方で、ドラフト3巡・全体19番目にBCライオンズから指名されたキッカーの山崎選手は、同じポジションでありながら先に指名された佐藤選手に対して悔しさをにじませながらも、「フィールドで結果を見せたい。日本のアメフト選手もできるというところを世界に見せつけたい」と熱く語りました。
佐藤選手、山崎選手は5月中旬から各チームで行われる約3週間のトレーニングキャンプに参加し、46人のアクティブロースター入りを目指すことになります。
リーグは6月11日に開幕が予定されており、リーグでの活躍を通してNFL入りを目指すとのことです。
●日本から指名された選手(ポジション別:敬称略)
ドラフト1巡(全体4番目)丸尾玲寿里(アサヒ飲料LB)、ウィニペグ・ブルーボマーズ
ドラフト2巡(全体13番目)山岸明生(富士通LB)、モントリオール・アルエッツ
ドラフト2巡(全体15番目)町野友哉(富士通OL)、ウィニペグ・ブルーボマーズ
ドラフト2巡(全体16番目)佐藤敏基(IBMK)、トロント・アルゴノーツ
ドラフト3巡(全体19番目)山崎丈路(オービックK)、BCライオンズ
ドラフト3巡(全体24番目)李卓(オービックRB)、モントリオール・アルエッツ
写真:日本社会人アメリカンフットボール協会提供