NFLへ カナダリーグが日本選手を招待
22日、カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)が2021シーズンのグローバル・コンバイン招待選手88人を発表しました。
日本からは昨年も招待され、日本のアメリカンフットボールリーグでは優秀選手にも選ばれたことがあるキッカー佐藤敏基(IBM)、山崎丈路(オービック)ら12人が招待されました。
国別ではメキシコの24人に次ぐ2番目の人数となり、他はオーストラリア、ドイツ、フランスなどからも招待されています。
CFLは12人制で、アメリカンフットボール・NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)に次ぐプロリーグで、NFLへと昇格した選手も多数いることから、日本人初のNFL選手誕生への道筋となっています。
IBM所属でNFL挑戦も明言している佐藤敏基選手(27)は、「CFLは世界でNFLに次いで2番目に規模の大きいプロフットボールリーグで、最もNFL選手を輩出しているリーグでもあります。CFLで結果を残してNFLに行くというケースも大いにあるので、目標であるNFLに向けて大きなステップアップになります。CFL自体も100年を超える歴史を持ち、カナダ国内でも人気の高いスポーツです。NFLと同様、日本人未到のリーグで、このような場所でプレーできるチャンスがあると思うと、とてもワクワクします。必ず勝負できると思っているので、4月15日のドラフトに向けてしっかりと準備、そして成長していきます」とコメント。
CFLのトライアウトにあたるコンバインは、すべてバーチャルにて実施され、4月15日にグローバル・ドラフトが開催されます。CFLの9チームが4巡指名し合計36人が選ばれる予定となっており、選出されると5月から各チームで3週間の練習に参加し、その後登録の合否が決まります。リーグは6月11日に開幕します。
●日本から招待された選手(ポジション別:敬称略)
OL 町野友哉(富士通)
DL 斉川尚之(富士通)、高谷亮太(富士通)
RB 小林篤実(ノジマ相模原)
LB 丸尾玲寿里(アサヒ飲料)、山岸明生(富士通)
K 佐藤敏基(IBM)、山崎丈路(オービック)
WR ブレナン翼(早大)、木下統之(パナソニック)、松井理己(富士通)、近江克仁(IBM)
写真:ロイター/アフロ
※写真は2017年11月26日に行われたCFLの試合